活動報告
みなさん、こんにちは。
いつもおやこフリースクールをご利用いただきありがとうございます。
最近のおやこフリースクールの活動についてご報告させていただきます。
活動報告
①寒い日が続いているので、こたつを出しました。
ゲームしたり、会話したり、作ったお菓子を食べたりするのに重宝しています。
直接通ってくる子も、オンライン通学の子も、みんなこたつの周りに集合して、それぞれの時間を過ごしています。
②ファーム見学と野菜の収穫
おやこフリースクールは、近隣の無農薬のファーム(畑)と契約しており、お天気がいい日に気が向いたら足を運ぶことがあります。
そちらの農家さんと会話したり、季節ごとの野菜の収穫をさせていただくこともあります。
初めて野菜の収穫をしたという子がいたり、野菜がこんな風に育っているというのを初めて見ることもあるようで、とても勉強になっています。
収穫した野菜は持ち帰ることができるので、ご家族にも喜ばれているようです。
美味しい食べ方を教えてもらったりして、ご家庭で美味しく食べているようです。
③お菓子を手作りしました。
「料理やお菓子作りにチャレンジしたい」という声を受けて、初めてのお菓子作りをしました。
今回は「サーターアンダギー」を作りました。
美味しくできて、大満足でした。
お土産もできて、ご家族にも喜ばれたり、家族の中にたくさんの会話が生まれています。
何気ない会話がカウンセリング
おやこフリースクールのスタッフはみんな、心理の資格を持っているので、何気ない会話がどれをとってもカウンセリングの要素を帯びています。
そのため、特に何もしたくない日でも、通ってきてスタッフと会話をするだけでも、とても意味があるカウンセリングになります。
1か月利用する中で、初めて他人(スタッフ)との信頼関係を築き(他人との信頼関係を築いたことがないという子がほとんどです)、これまでの人生についての話や、今思っていること・感じていることなどをいろいろ話してくれるようになります。
私たちスタッフは、子どもとの信頼関係ができるまで、いつまでも待ちます。(これらの子ども達は「待ってもらった」という経験もあまりありません)
辛抱強く待っていると、あるとき子どもが「この人には話してもいいんだ」と認識してくれる瞬間が訪れます。
過去についての会話をすることが多いのですが、これらの会話の中で、今まで誰にも言えずに抱えてきた気持ちを初めて荷下ろしすることになります。(みんな自分が悪い・間違っていると思っているので、なかなか自分の気持ちを言えないでいます)
それが終わると、確認・共有・受容の作業が始まります。
この子が「何を考えていて、何を思い、何に苦しんでいるのか」を少しずつ理解していく中で、スタッフにはその子の全体像が見えてきます。
その全体像をもとに、この子がこれから社会に出ていくうえで、最良の方向性(進路・モノの見方・考え方・対人関係のコツなど)について会話を深めていきます。
子ども本人にはそんな意識はないでしょうが、ちょっとした会話すべてに実は意味があるのです。
子どもにとってこんな場所、なかなか無いのではないかと思います。
そして何より、みんな当スクールに来るのが「楽しい」「毎日が充実している」と言ってくれます。
私たちスタッフにとっては、この言葉が何よりうれしいご褒美です。