心の傷をいやす場所
おやこフリースクールは、一般的なフリースクールが持つ「子どもたちの居場所」という役割だけでなく、心理士常駐サポートのもと、社会(学校)に戻ることを一番の目的として、傷ついた心をいやし人格の成長をメインテーマとしている数少ないフリースクールです。
学校に行けなくなった理由は様々ですが、子ども達の多くは、理不尽な扱いを受けたり、学校になじめないことで自分を責めて、とても傷ついています。
それでも無理して頑張った結果、心と体に限界が来てしまっているのかもしれません。
その状態では、勉強をすることや学校に戻ることはもちろん、ときには日常生活を送ることすら難しくなってしまいます。
こんなに傷ついている子どもたちを「外に出たがらないから、家でおとなしくしているから」とそっとしておいても、彼ら・彼女たちの心の傷が癒えることはありません。
学校やフリースクールに行かなくても大人になることはできます。
しかし、心の傷を持ったまま大人になるのと、心の傷を癒してから安心して大人になるのとでは、その後の人生が大きく変わってきます。
おやこフリースクールが心理士を常駐させているのは、子どもたちの心の傷を癒すことを最優先に考えているからです。
心理士たちと日々触れ合う中で心の傷が癒されてくると、「このままでいい」「自分は自分でいい」と思えるようになり、人生の選択肢を増やし、笑顔とやる気を取り戻し、自分の人生を自分で何とかやっていける力がついてきます。
ここまで来たら、おやこフリースクールは用なし(卒業)です。
卒業生の声
急な卒業でまともなお礼もできず、申し訳ありません。
先生からたくさんたくさん教えてもらった感覚と言葉を頼りに、これから自分なりにがんばってみます。
ここに来たのは、この人に会うためだったんだなと思うくらい、感謝しています。
会えて、話を聞いてもらって、一緒に本が読めて、語れて、幸せでした。
これからも元気にがんばってください。
本当にありがとうございました。
(高校生より)
今日まで、ありがとうございました。
いつも勉強をしない私につきあうのはさぞ大変だったのではないかと思います(汗)。
先生はそんな私をよく見ていて、私が何か悩みを抱えているときに、それを引き出すかのように話をしてくれて、私はよく泣きながら抱えているものを話しましたね。
毎週ここに通う中で、私は様々なものを見つけました。特に、自分の長所と短所。
自分のことなのに何も分かってなかった私は、先生のおかげで自分のことを知ることができました。
先生は真面目で頑固な私を見つけてくれましたね。そこは今では私の自慢です(笑)。
今日でここを卒業するのはさみしいですが、もしかしたらまた戻ってくるかもしれないので、その時はまた明るく迎えてくれると嬉しいです!
今まで本当にありがとうございました!
(中学生より)