心の成長に大切な6つの力
皆さん、こんにちは。
私は、毎日の心理臨床の中で、来談されるお子様たちが、「発達段階のどの辺でつまづきを感じていて、次のステップに進むためには何が必要なのか?」ということをいつも考えています。
子どもたちの心の成長には、どんな種類の肥料が必要で、どのタイミングで光と水を与えたらいいのか、そんなことを常に考えています。
こころの成長は、身体の成長のように数値で客観的に見ることができません。
身長や体重と違い、「数か月前、数年前と比べてこれくらい成長している」とは計れないのです。
そして子育ては長く続いていくうえ、すぐには結果が分からないので、うまくいっているのか不安に感じるものです。
しかも、人間の心は大人になってからも成長し続けるので、「子どものこころを育てる」ということにハッキリとしたゴールはありませんし、誰かが点数をつけて評価してくれるようなものでもありません。
心を育てていく上での目標
では、どんなことを目標において、子どものこころを育てていけばいいのでしょうか?
個人的な意見になりますが、こころを専門としている立場から言えることは、「自分で生きていく力・生き抜いていける力」を身につけることではないかと思います。
今は親に守られながら暮らしている子どもたちも、いずれは自分の力で生きていくことになります。
私が考える「自分で生きていく力・生き抜いていく力」とは、
- 物事を自分で判断して実行に移すこと、
- 決めたことを継続していくこと、
- 自分の心をコントロールすること、
- 自分を大切にできること、
- 自分の意見をきちんと主張すること、
- 必要な時には周囲の力を上手に頼れること、などではないかと思います。
これらの能力を子どもたちが獲得していくために、親としてどのように接していったらいいのか、どのように関わったらよいのかなど、子どものこころを育てるための大切なポイントを、このブログを通してご紹介していければと思います。