群馬県教育委員会が視察に来ました
みなさん、こんにちは。
いつもおやこフリースクールをご利用いただきありがとうございます。
先日、群馬県の教育委員会の面々が視察にいらっしゃいました。
群馬県としても、増え続ける不登校児童対策としてフリースクール支援を拡充させていく方向のようで、実際に県内のフリースクールの所在確認をしているとのことでした。
当スクールは規模も小さくて知名度もないので、当たり前ながら、最後の最後に気が付いて、視察の巡回も終盤とのことでした。
教育委員会のお話によると、県内にあるフリースクールのほとんどが小学生を対象にしているとのことで、当スクールのように中高生を対象にしているところは珍しいとのこと。
しかも、子どもの心を専門としている心理相談室が運営していて、臨床心理士(しかも群馬県スクールカウンセラーも兼任)が常駐のもと心のケアをメインにしている点も大変珍しいとのこと。
そのうえ、ペアレントスクールもあり、親御さんの心のケアと心理教育をしているところはまずないとのことでした。
他のフリースクールとはずいぶん違うという印象を持たれたようでしたが、不登校の子どもたちにとってこういう場所の必要性は感じておられるようでした。
そもそも、おやこフリースクールが中高生以上を対象にしているのは、中高生の方が問題が長期化・複雑化しており、専門的な知識と経験がないと対応が難しいからです。(場合によっては、小学生でも受け入れることがあります。)
対応が難しいがゆえに「どうしていいかわからない」というケースも多く、そのような子どもがそのまま大人になると問題がさらに深刻化していき、本人も家族も疲弊していくことが考えられるので、中高生のSOSの重要性に気づいてもらい、早いうちに心のケアを始めたいと願っているからです。
中には、他のフリースクールをいくつか試して、最終的に当スクールへたどり着くというパターンもあります。
他のフリースクールが対応できないような難しいケースほど、おやこフリースクールへ、というわけです。(なので一度の受け入れは少人数。)
的確な心のケアを受けることで、元気になっていき、自分らしさを見つけて羽ばたいていく子どもたちをたくさん見てきました。
子どもたちが本来持っている生きる力や可能性ははかり知れない、と私たちは信じています。
経済的・時間的・距離的におやこフリースクールが難しいという場合は、おやこ心理相談室にてカウンセリングという選択肢もあります(オンラインカウンセリングも対応)。
実際に県外からのお問い合わせも増えてきています。
臨機応変にご利用いただければと思います。