不登校回復プロセス③安心引きこもり期(エネルギーの充電)

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皆さん、こんにちは。

いつもおやこ心理スクールのブログをご利用いただきありがとうございます。

今回は前回の続き、不登校が回復するまでのプロセス③安心引きこもり期です。

何をしても学校には行かない

この時期は、あれこれと手を尽くして、たくさんのぶつかり合いをして、「ああ、この子は何をしても学校に行かない」ということが分かってくる時期です。

(プロセス②で子どもの感情がリセットされることが前提で)親がこのことに気づく(受け入れる)ことで、ようやく子どもの気持ちがラクになり始め、文字通り、安心して不登校生活を送れるようになります

親に受け入れられた一方で、社会との関わりがないことで、自分が大人へ成長する路線から外れていく不安が大きくなっていきます

それを忘れるためにゲームに没頭したり、一日中、スマホやパソコンで動画を観たり等の行動に依存しがちになることもあります。

結果的に、生活リズムが乱れ、昼夜逆転してしまったり、一日中寝てばかりになってしまうことにもつながってしまいます。

一見するとただ怠けているように見えるこの時期は、貝のように、完全に殻(心)を閉ざし、外部からの刺激(学校の情報)をシャットアウトして、じっとして動かず、エネルギーを充電しているのです。

しかし、親としては、「この子が何を考えているのか全く分からない」と感じる時期でもあります。

子どもが全く動かなくなってしまったことを心配して、「ずっとこのままの生活が続くのでは?」という不安から、この状況を打開するヒントや役に立つ情報を求めて、同じ経験をしている人のグループに参加してみたり、講演やセミナーを受けてみたり、病院やカウンセリング、適応指導教室やフリースクールなどを探し始める方が多いようです。

実際、当相談室でも、不登校問題においてこの時期にカウンセリングにいらっしゃる親御さんが最も多いです。

また、フリースクールのお問い合わせもこの時期が多いです。

この時期に、「一人で(家族で)なんとかしなきゃ」という考えから、「誰かに頼ろう」と切り替えられるかどうかが問われています。

子どもの心のケアが必要な時期

しかし、「家でおとなしくしているから、大丈夫だろう」と子どもをそのままにして、何もしないというのは、よくありません

殻を閉ざしエネルギーを充電しているとは言っても、「ごはん食べる?」「お風呂どうする?」など生活の声掛けや他愛のない会話は続けてください。

「ちゃんと見てるよ」「いつも気にかけているよ」というメッセージになり、子どもが家で孤立せずに過ごせます。

エネルギーの充電にどれくらいの期間がかかるかは、子どもによって違いますが、子どもの充電を待つ間に「子どもの心理を知りたい」と親自身が動き出すことで、さらに子どものさみしさを軽減させることも期待できます。

また、この時期になると、子ども本人が一緒にカウンセリングに来ることがほとんどであることから、サポートを求めている子どもが、実はとても多いことが分かります。

子ども本人のカウンセリングでは、これまで抱え込んできた様々な感情を出し切るお手伝いをして、感情のリセットを図ります。(これはプロセス②で行う作業ですが、家庭内ではこの作業が難しいことも多いです。この作業が終わらない限り次のプロセスには進めません。)

自分でもよくわからない心を整理し、傷ついた心のケアをしながら、安全にエネルギーを充電できるようにサポートしていきます

カウンセリングを続けていくと、よくしゃべるようになって、なによりよく笑うようになります

この時期の子どもとそのご家族にとって、安心できる外部とのつながり(しかも専門家で「何が起きているのか」を解説してくれる)はとても貴重だと、皆さんおっしゃいます。

親と子双方のカウンセリングが順調に進むと、エネルギーの充電がスピードアップして、比較的短期間で次のプロセスへと進むことができるようです。

次回は第4期:いよいよ再登校スタートです。

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