不登校が始まってから回復するまでの5つのプロセス:①不登校スタート期

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皆さん、こんにちは。

いつもおやこ心理スクールのブログをご利用いただきありがとうございます。

今回は、これまでいろんな記事で不登校について触れてきたことを、「不登校が回復するまでのプロセス」として順番に5つのプロセスで解説したいと思います。

不登校が始まった原因や回復するまでの過程はそれぞれ違いますし、必要な時間も子どもやご家庭によって違います。

ですので、一概にこの通りにいけば、不登校が回復するとは言いきれませんが、実際に多くのご家族が辿った道のりです。

ご自身の経験やお子様の現状と照らし合わせて、今後の参考にしていただければ幸いです。

回復の定義

まず、ご承知おきいただきたいのは、不登校回復の定義(何をもって不登校の回復とするのか?)はご本人・ご家庭によりそれぞれ違うということです。

今通っている学校に復学することを回復とする場合もあれば、新しい学校に転校や進学し、そこで元気にやっていくことを回復とする場合もあります。

家で元気に過ごすことを回復という場合もありますし、学校には行かないという決心をして、自分の好きなことを追求するという場合もあります。

自分の能力・特性に合ったフリースクールや通信制の学校を選ぶ場合もあります。

このように回復の定義は様々ですが、今回は、回復の定義を「学校に戻ること(進学・転校を含む)とそこでなんとかやっていけること」と設定しています。

①不登校スタート期(ストレスが溢れ出す)

この時期は、不登校が始まる前のサインが出始める時期です。

親としては、「あれ?なんかいつもと違うな」と感じることが増えてきます。

長い間、ため込んできた不満や我慢やストレスを、もうこれ以上抱えきれなくなって、コップの水があふれるように少しずつ外に漏れ始めてきます。

一見するといつも明るく元気な子が突然学校に行けなくなることがありますが、ポジティブな感情を表現することは上手にできても、ネガティブな感情を表現できないという子は実はとても多いのです。

この表現できずに溜まっていた負の感情(不満・我慢・ストレス)があふれ出すと、「朝起きられない」頭痛や腹痛などの体調不良を訴えるようになります。

他にもいろんな症状を訴えることもありますが、この二つがこの時期の最も顕著なサインです。

これらの訴えを「2,3日すればよくなるだろう」と思っていたら、ところがどっこい、これが長い長い不登校の始まりだったというのが最もよくあるケースだと思います。

体調不良を心配して病院に連れて行くと、「起立性調節障害」と診断されることも多く、お薬を処方されることもあります。

本人的にも、これらのサインを無視して頑張り続けていくと、次第に元気・やる気・集中力がなくなってきて、極端な学力低下が起きます。

学力低下が決定的な要因となり、本格的に学校に行けなくなるという悪循環もよくあるケースです。

この最も早い段階で親が子どもの異変に気付き、当相談室へお越しになられる方もいます。

その場合は、親御さん(お母さん)に家庭での対応のポイントと子どもの状態の解説などの心理教育をするだけで、長期不登校に至らなかったというケースも少なからずあります。

これは、親御さんが日頃からお子さんに関心を持ち、様子をよく見ている証拠です。

この段階で、専門家に頼ることができれば早めの回復が見込めます。

しかし、お子様が以降のどの段階にいても、必ず回復は可能ですので、あきらめないでください。

次回は第二期:感情リセット期です。

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