不登校によくある現象②ゲーム・YouTubeに没頭

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皆さん、こんにちは。

いつもおやこフリースクールのブログをお読みいただきありがとうございます。

ゲームやスマホにハマるワケ

不登校や登校しぶりの子どもたちによくある現象として、家にいる間はほぼほぼゲームをしているかYouTubeで動画を見ているかのどちらか、ということがあります。

こういう状態になると、親としてはいろいろ不安になってきて、「なんとか止めさせたい」と考えていきます。

これはごく自然な発想だとは思いますが、心の専門家の視点からすると、その発想はあまりよくありません

ここで無理やりゲームを取り上げてみたり、YouTubeを制限してみても、いい結果になったケースはほとんどないのではないかと思います。

なぜなら、自分の将来のことを一番不安に思っているのは当の本人です。

ゲームやスマホをやりすぎていることも、このままではいけないことも全てきちんと理解しています。

それでも、この状態から抜け出せないでいるその心理的背景に目を向ける必要があるのです。

分かっていてもやめられない、むしろ「やらなければならない」ほどのストレスを抱えているという解釈をしていくのです。

自分では抱えきれないほどの不安やストレスを、誰にも言えず(もちろん親にも言えず)、どう処理していいか分からないでいます。

その不安な状態を忘れさせてくれて、自分を守ることができるのがゲームやYouTubeなのです。

それを無理やり取り上げることが、子どもにとってどういうことかをぜひ考えてみてください。

ゲームやスマホの制限は子ども主導で

ゲームやスマホをコントロールできるようになるためには、まずは子ども本人がその気にならなければなりません。(親が言っても追い詰めるだけ)

子どもに「そろそろなんとかしよう」という気持ちが出てくるのをひたすら待つ必要があります。

しかし、ただ「待つ」間に親にもできることがあります。

それは、子どもの気持ちを理解しようとすることです。

親が子どもの気持ちを理解すること、もしくは理解しようと努力することが子どもに伝わらない限り、この問題が動き出すことはありません。

ただ親の要求をぶつけるのではなく、子どもの気持ちを理解したうえで、どうするのが子どもにとってベストなのかを一緒に考えてくのです。

特に「待つ」ことが苦手な親御さんにとっては、ただ待つだけでなく、待ちながらも積極的に子どもの心理について学ぶことは、お互いにメリットがありますね。

子どもの心理を効率的に学べるおやこペアレントスクール

おやこペアレントスクールでは、まず「不登校の子どもの心理解説」を通して子どもの考え方や受け取り方、感じ方を学びます。

それらを理解したうえで、「子どもの接し方・受け入れ方」と「こんな場合はどうやって声をかけるか」を実際の場面に当てはめて一緒に考えていきます。

毎回のセミナー後は約2週間の実践期間があり、宿題も出ます。

ペアレントスクールで学んだことをご自宅用にアレンジしたり、お子様に合うやり方を見つけていきます。

個人的にご相談したい方には個別カウンセリング(有料)もあり、サポート体制は万全です。 

2022年第1回おやこペアレントスクール(オンライン参加可)
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2回目:9月21日(水)19:00-20:30 振り返り・質疑応答・オープンカウンセリング※1

※1:質問・疑問・悩み・不安なんでもカウンセラーにその場で相談できて、みんなでシェアして一緒に考えます。

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