「学校に行きたくない」と思うのは自然なこと
皆さん、こんにちは。
もうすぐ夏休みが終わり、2学期が始まりますね。
子ども達の中には、2学期が始まることに対して漠然とした不安や恐怖を抱えている人もいると思います。
2学期が始まることに対して、なんとなく重た~い気持ちになったり、クラスメイトに会いたくなかったり、学校に行くのが怖いと感じていることがあるかもしれません。
特定の理由があって、学校に行きたくないと思っている人もいるでしょう。
いじめられているとか、部活が嫌だとか、勉強についていけないとか。
お家の中に心配事があったり、お父さんやお母さんとの関係がきゅうくつに感じられたり。
今年は、コロナ感染に対する不安や恐怖も重なり、例年以上に2学期のスタートが憂鬱な気持ちになっているかもしれません。
もしくは、これといった理由はないけど、学校に行こうとするとなぜか体が動かない、朝起きられない、学校の事を考えると頭が痛くなる、なんてこともあるかもしれません。
中には、「僕(私)なんていなくてもいい…」「消えてなくなりたい…」という気持ちを抱いている人もいるかもしれません。
そんな気持ちを抱えながらも、頭では、「こんなんじゃダメだ。学校に行かなきゃいけない。行きたくないと思っている自分は弱いんだ。みんなと同じようにできないとダメだ。ひとりで何とかしなきゃ!」などと考えて板挟みになっているかもしれません。
もしそうだとしたら、それはとても苦しいことだと思います。
「学校に行きたくない」は自然な気持ち
でも、「学校に行きたくない」という気持ちは、実は、とても自然な気持ちで、何もおかしなことではありません。
だから、「学校に行きたくない」という気持ちが出てきても、無理に排除しようとせずに、その気持ちを大事にして欲しいと思います。
「学校に行きたくない」と思っていたとしても、それは自分の素直な感情なので、そう感じているあなたは自分に素直なだけなのです。
そして、できればその気持ちをそのまま誰かに話してほしいと思います。
お父さんやお母さん、学校の先生や、身近な信頼できる大人、友人や先輩、相談窓口や電話・SNSでも、誰でもいいからその気持ちを伝えてほしいと思います。
もし周りに誰もいないようであれば、ノートに書くとか、携帯にメモるとかでもいいでしょう。
どんな方法であれ「2学期がイヤだ。学校が怖い。行きたくない!」という気持ちを吐き出して下さい。
大事なのは「言葉にして出す」ことです。
『話すこと』は、悩みを『放すこと』
自分の気持ちを人に話すことは、とても勇気が要ることです。否定されたらどうしようとか、考えればとても怖くなってしまうかもしれませんが、それでも「人に話すこと」には沢山のメリットがあります。
気持ちを外に出すことで、気分が軽くなったり、不安に耐える力が強くなったり、自分では思いつかなかったアイデアをもらえるかもしれません。
一人で悩みを抱えて苦しい時は、自分がとても小さく思えて、外の世界に押しつぶされそうになることがあります。
そんな時は、どうしても視野が狭くなりがちで、自分の存在が必要ないものに思えてきたり、「消えてなくなりたい…」と思ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時こそ「その気持ちを人に話すこと(放すこと)」、そして「誰かとつながること」を忘れないで下さい。
あなたの気持ちを受け止めてくれる人が必ずいます。
ひとりで悩まないで
私たち、おやこ心理相談室・おやこフリースクールもその一人になりたいと思っています。
あなたの声を聞かせてください。
★ おやこ心理相談室 子ども専用ほっとライン(18歳以下の子供専用の無料相談メール)
oyakoline@outlook.jp
おやこ心理相談室では、学校という場にとらわれない子ども達のためのフリースクール「おやこフリースクール」も開校しています。
★ 群馬県こどもホットライン24
kodomo-soudan@pref.gunma.lg.jp
0120-783-884
★ 厚生労働省 SNS
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/
- 子どものSOS相談窓口 0120-078-310
- チャイルドライン 0120-997-777