心を落ち着かせる呼吸トレーニング

みなさん、こんにちは。
いつもおやこ心理スクールをご利用いただきありがとうございます。
春は、卒業や入学・進学や就職や移動など、新生活のシーズンですね。
新しいことを始めたり、環境が変わったり、人間関係が変わることが苦手で、不安や恐怖を覚えるという方も少なからずいると思います。
もしくは、就職活動や受験勉強の疲れがたまっていて、やる気が出ないと感じている方もいるかもしれません。
それらの感情は、あなたを守るために体が出している自然な反応なのですが、その感情が強くなりすぎてしまうと、新生活にスムーズに対応できなくなることも起こりえます。
そこで、今回は新生活や環境の変化に対して簡単にできる「心を落ち着かせる呼吸法」をご紹介します。
考えすぎてしまうとき・ネガティブ思考から抜け出せないときや緊張しているとき・パニックになりそうなときにも使えます。
心を落ち着かせる呼吸法
10秒の呼吸法(カウントしながらやりましょう)
- 123 鼻から息を吸う
- 4 息を止める
- 5678910 口からゆっくり吐く
- これを1分間(6回)続ける
この呼吸法を続けることで自律神経が整い、気分が安定してきます。
緊張していたり、考えすぎているときは、思考(脳)に血液が集中していて、体が硬くなってしまっています(こういうときは指先が冷たくなっています)。
ゆっくり深く呼吸をすることで、脳から体へと血液を流すことになり、思考ばかりに向いていた注意を体の方へと逸らすことができ、心が落ち着いてくるのです。
よく、大事なことの前に深呼吸をするとよいといいますが、これは実に理にかなっています。
深呼吸をすることで体がリラックスして、本来の力が発揮しやすくなるのです。(これもパラドックスの一つですね。)
どこでも簡単にできる方法なので、やり方を覚えて、苦しくなったときに実践してみてください。
どうにもできないほど苦しいときや日常生活に支障が出ているときは、誰かに「苦しい」と打ち明けてみてください。
あなたの苦しさを理解してくれる人が必ずいます。
自律神経を整える方法
他にも簡単にできる自律神経を整える方法をいくつかご紹介します。
- 生活リズムを整える
- 朝起きて、日光を浴びる
- 簡単にできるルーティーンを作る
- ストレッチをする
- お風呂に入る
- スマホから離れる時間を作る、など。
他にもいろいろあるので、いくつか試して、自分なりの方法を見つけてみてもいいと思います。
自律神経が整うと、気分が安定してきて、よく眠れるようになり、体調も整ってきて、自然とやる気が出てきます。
ご自身の自律神経と上手に付き合いながら、新生活のシーズンを乗り切っていきましょう。
